「ストレートパーマをかけた髪は、パーマがかかりにくいって本当なの?」

こんにちは!
いつもありがとうございます。社長の志田です。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。。

ところで、当社では「CBA検定」というものに取り組んでいます。
「CBA」とは、ケミカル ビューティー アドバイザー の略で、
お客様にいかに的確に最新で正確な髪についてのアドバイスが出来るかどうかを
試すための試験なんです。

今年も実施中ですが、毛髪科学・似合わせ・商品関連について
それぞれ約100問の問題を3コース受験するという内容です。
なかなか難易度の高いものですが、毎年100点のスタッフがでます!
美容師は、しっかりとした理論の上に技術が出来ることでお客様に
さらに良いものをご提供出来るので、子育て世代が多くて大変ですが
みんな一生懸命に取り組んでくれています。

採点するのは私なので、気合を入れて、採点していますが、
テストは受ける方が多い人生を送ってきましたので、はじめの頃は
人様のテスト問題を採点するなんて、
夏休みの宿題や受験勉強の時より大変でした(苦笑)

採点していると、
「内容は近いけど、肝心なキーワードが抜けてる~」
「たくさん説明してるけど、全然違う~」
などなど、1問1問しっかり読まないと採点できない!!!
毎コース約1か月かけて採点完了しています(^_^;)

「社長、まだですか~?早くしてくださいよ~」とせかされますが、
・・・・イヤイヤ、採点する苦労を知らずしての、文句語り達には・・・(怒)
あ、間違いました、スタッフの皆からの最もなご指摘(-_-;)

「国語の先生のお客様に、記述式の採点って、大変ですね~」と話すと、
「そうなんですよ、だから採点の関係で国語の試験が
1番初めにあることが多いんです。」とのご回答。
確かにそうだと納得しました!(^^)

何とかかんとか、苦労の甲斐もありスタッフのお客様への話の内容が
グレードアップしているのをサロンワーク中実感しています(喜)

それでは、自慢のCBAテストの問題の中から、
「ストレートパーマをかけた髪はパーマがかかりにくい?」
それって本当?をご説明します。

結論 → 本当です!

ストレートパーマをかけた髪にパーマはかかりにくいのです!

どちらもパーマ剤使うし、原理は同じでしょうって!?
いえいえ、そう簡単にはいかないんです。

理由は髪の毛の主成分タンパク質にあります。

卵の白身部分(タンパク質)を例にします。
タンパク質は熱で白く固まりますよね?(熱変性)

卵の白身はフライパンで焼くと、
透明から白色に変わって、
ジェル状から個体に変化します。
そこに醤油やソースをかけても、中に浸透することは無く、
弾かれてしまいます!

髪成分のタンパク質も同じ熱変性を起こします!

高熱を加えれば加えるほど、たんぱく質が硬化し、
薬や水分の浸透を妨げます。
ストレートパーマをかけた髪は、
パーマもカラーなどの邪魔もするようになります。

これ(タンパク質の硬化)を防ぐ方法は?
アイロンを使うときの正しい温度設定と髪の状態です!

・ストレートパーマの時は、しっかり乾燥した髪に、
160℃~180℃以内の温度設定!
・トリートメント系は濡れた髪状態ですから、
90℃以下の設定!

お家でセットに使うアイロンは高熱ですから、
少しでも湿った髪に使ったら、アウト!
一発で目玉焼きの完成です!!!

日頃、よくアイロンやコテを使っていて、
「パーマをかけてみたい、カラーしたい!」という時は、

担当スタイリストにご相談ください。
状態によっては良い結果が出ないと、
お断りするかもしれませんが、
担当者が、より良い提案をしてくれると思います。

今回は『髪タンパク質と熱の影響』のお話しでした~!
最後まで読んでいただきありがとうございました~。